「ヘレン=ケラー」
図01あらすじ
 この本は、見えない、聞こえない、しゃべれない、三重の苦をのりこえて、やみから光の世界へ歩みだした、少女ヘレン=ケラー、そのヘレン=ケラーを、 愛と真心の指で光の世界へ導いた「奇跡の教師」アン=マンズフィールド=サリバン先生との話です。
  サリバン先生は、ヘレンに、「ウォーター」という言葉を 教え、 水を本当にさわらせました。そういうふうにして、サリバン先生は、一つ一つ教えていきました。大学ではどうやって字を書くかというと、タイプライターを 使って勉強をしました。受けた試験をすべて合格するほどのすばらしい成績をおさめていました。このようにして、ヘレンが海に行ったり、ベル博士などいろい ろな人と出会い、サリバン先生と、 人生を送っていくお話です。

図02感動した場面
 私が、一番感動した場面は、サリバン先生がヘレンに「愛」という言葉を教えているときです。
 ヘレンは、庭にさいている花をみて(そうだ!サリバン先生に あげよう)と思いサリバン先生のところにいきました。すると、「私は、ヘレンのこと愛しています」と指で示しました。でも、ヘレンには、愛というのがわか り ませんでした。「愛とは何ですか?」ときくと、サリバン先生は、愛は心にあることを教えてくれました。この場面に感動しました。私にも、愛ということを教 えて くれたように思えました。

図03感想・学んだこと
 私がヘレンに学んだのは、三重の苦を持っているヘレンが自分のことを「私は、幸せです。」というところです。
 ふつう、病気を持っていた人は、助から ない などと思って、不幸だと思う人が多いと思います。でも、こんなに重い病気を持っている人でも、幸せといえる人がいるのです。病気をもっていても、幸せとい えることを学びまし た。私も、幸せです。この本を読んでから、もっと自分が幸せになったような気がしました。ヘレンと同じ病気の人も、ちがう病気の人でも、みんな幸せといえ て、本当に幸せだったらいいなと思いました。

図04おすすめ
 私のおすすめは、海辺の夏という場面です。なぜ、おすすめかというと、ヘレンが、初めて海に入りおもしろいことを言ったからです。
 海に行ったことはあっても海の水をさわるのは初め てです。 水着を着せてもらい、うきうきしながら、海の中にとびこんでいきました。夢中になっているうちに、だんだん深いところへいき、岩につ まずいてこけてしまい、気をうしないそうになり、気がついたら先生にだきしめられていました。おぼれたときに、海の水を飲んだヘレンは、「だれが水に塩を 入れ たの ?」と聞きました。私は、この時笑いそうになりました。この本にも、少し笑えるところがあります。私は、一番この場面が好きです。だから、この場面がお すすめです。読んでみてください。

図05主人公だったら
 私が、もしヘレン=ケラーのように、目は見えない、耳は聞こえない、口はきけないという、三重の苦を持っていたら、私はきっと、ヘレンみたいに楽しく明 るく生きてはいけないと思います。
 ヘレンは、海へ行ったり、いろんな人とも出会い、大学へもきちんと行って、自分のことを「私は、幸せです。」といえる人 です。私は、そんなことはできないと思います。もし、私がヘレンで自分も三重の苦を持っていたらきっと、暗く生きていると思います。でも、ちがう人が三重 苦を持っていて、明るく生きてい たら、きっと自分もその人に勇気をもらい明るくなると思います。私は、三重の苦を持ってはいないけど、これからも明るく楽しく生きていこうと思いました。

図06読みたい本
 私が次に読んでみたい本は、ナイチンゲールとキュリー夫人です。これは、マンガで少し読んだことがあります。今度は、もっとくわしく知るために伝記で読 みたいと思いまし た。ナイチンゲールは親に反対されながら看護婦になります。キュリー夫人はいろんな物を研究した人です。看護 婦のことなどくわしく知ることもできるし、世界に役立つことを考え出した人のこともわかり、とても勉強になるので読んでみたいと思いました。ほかにも、社 会で歴史を習ったので、歴史人物の本も読んでみた いと思いました。