「魔法使いハウルと火の悪魔」
図01あらすじ
 このお話は、ある小さな悲劇から始まります。魔法が本当に存在する国インガリーで、三人姉妹の長女に生まれたソフィーは、「長女は何をやってもうまくい かない」という昔話のパターンが実現したかのように、ある日ソフィーは『荒地の魔女』に呪いをかけられ、九十歳の老婆に変身させられてしまいます。家族を 驚かせたくないと家出したソフィーは、空中の城に住む、うぬぼれやで気移りな若い魔法使いハウルのもとに、掃除婦として住み込みます。ハウルに魔力を提供 している火の悪魔とこっそり取引したり、ハウルの弟子と七リーグ靴をはいて流れ星を追いかけたり、謎のかかしや、犬人間も現れます。やがてハウルの意外な 素顔を知ったソフィーは、力を合わせて魔女と戦います。

図02感動した場面
 一番感動した場面は、荒地の魔女を倒すところです。魔女はカルシファーの中からハウルの心臓を取り出そうとしました。ですが、ソフィーが攻撃して、気が そっちにいっている間、ソフィーがハウルの心臓を取り出し、ハウルに返しました。するとハウルが立ち上がり、魔女を魔法で倒しました。私は、ソフィーがハ ウルと力を合わせて、魔女を倒したところが一番感動し、うれしかったです。

図03感想・学んだこと
 私は、この本を読んで、”強く生きる”ということを学びました。これまでにたくさんの本を読んできましたが、”強く生きる”ということを学んだのは、こ の作品が初めてです。ソフィーは最初に書いたように、不運だらけでしたが、それに負けないこと、ハウルとの生活は大変なのにそれでも負けないこと・・・・ ソフィーの強く、強い生き方に感動しました。ハウルも、だらしなくてしょうがない人でしたが、やるときにはやる、根性のある人でした。この作品を読んで、 今までには見たことのない、すてきな夢を見ることができました。本当にこの本を読んでよかったです。

図04おすすめ
 おすすめの所は、章が21章まであり、310ページもあるところです。読みごたえがとてもあり、おもしろくてすぐ読めます。登場人物は23人もいます。 もう一つ、おすすめの所は、さし絵が一切ないことです。さし絵がないといやだと思う人もいると思いますが、さし絵が無いからこそ、自分のイメージで人それ ぞれいろいろな世界が生まれます。それがこの本の利点、つまりおすすめのところです。

図05主人公だったら
 私がもし主人公ソフィーだったら、とてもそんなことできません。荒地の魔女におばあさんに変えられたら、そりゃあ家から出てどこかへ行ってしまいたいと 思いますが、まさかハウルの城へ乗り込もうなんて思いません。むしろ怖くてイヤです。ハウルの城に乗り込んで、ハウルに文句を言ったりするのも怖いです。 ソフィーは相当強いです。いや、強いというよりも、図太いというのでしょうか・・・?(は?)しかも、最後にはあの気が合わないハウルと夫婦になります。 逆転カップルっていうものなんでしょうか。(笑)

図06読みたい本
 これから読みたい本は、ハウルの動く城シリーズ(姉妹編)のもう一冊”アブダラと空飛ぶ絨毯”です。主人公はアブダラという男性に交代します。ですが、 ハウルたちのその後をみることができます。ほかには、ハウルの動く城の著者ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの別の物語も読みたいと思っています。これか らも、いろいろなファンタジーを読んでいきたいです。(ホラーも読みます←”六番目の小夜子”と”ねらわれた学園”がおもしろいです。両方とも黒髪美人で 不思議な 女子校生が転校してきます。)