クリミアの天使
図01 ナイチンゲール は、お金持ちの家に生まれました。小さいころは美しく、勉強もよくできる子供でした。17才のころ、神のお告げをききますが、ナイチンゲールには何のこと かわかりませんでした。その後、ナイチンゲールは社交界でめだった存在になります。しかし、2年後、自分はなにかやらなければならないと気づき、苦しみま す。神のお告げから7年たったある日、自分の天職が病人のために働くことだと気づきます。ナイチンゲールは、兵士をたすけたり、看護法についての本を出し たりして、たくさんの人を救いました。

図02 看護婦になった ナ イチンゲール は、クリミア戦争のとき戦場で多くの兵士をたすけました。戦場に着いたナイチンゲールは、傷ついた兵士のいる病棟があまりにも粗末なことにおどろきまし た。そこでナイチンゲールは必要なものをすべて自費であつめ、病棟全体をきれいにする活動をしたといいます。そのおかげで、病院での兵士の死亡率はどんど ん下がっていったそうです。たくさんの兵士を救ったナイチンゲールは『女神様』とよばれ、多くの人にしたわれました。

図03 ナイチンゲール は どんな困難にも立ち向かっていき、その結果たくさんの人を救いました。戦場では周囲の反対を押しきり、敵軍の兵士の手当てもしました。それを読んで私は、人の命は一人一人おなじだということを、あらためて感じました。

お すすめ
 この本は、命の大切さ、人のやさしさを教えてくれる本です。最近では、命をむだにする人が増えています。この本を読んで、命の大切にしてほしいです。

図05主人公だったら
 ナイチンゲールは、神のお告げをきいたあと、大好きだった舞踏会の参加をやめて、看護婦になりました。そのときも、家族の人に反対されました。でも、ナ イチンゲールは、いろいろなことに負けずに頑張って、看護婦になることができました。私がナイチンゲールなら、好きなものもやめられないと思います。家族 の人の反対にも負けてしまうと思います。

読 みたい本
 ナイチンゲールは、看護婦になって、人のためにつくしました。ナイチンゲールのほかにも、看護婦になって人のためにつくした人はたくさんいるので、その 人たちの伝記を読んでみたいです。