主人公の黒鳥千代子、あだ名チョコはごくふつうのオカルトマニアで、ごくふつうの魔法書を読んでいました。ある日、チョコの家に3人の美少女が、たずねてきました。
美少女たちは、こんど同じクラスになったかっこいい男の子が、3人のうちだれをスキなのかでもめていました。それで、キューピットさんを呼び出して聞いてみたいというのです。もちろんチョコは、ごくふつうのオカルトマニアなので「キューピットさん、キューピットさん、南の窓からお入りください。」と、ごくふつうのやり方で、キューピットさんを呼び出しました。
ところが、チョコは花粉症で鼻がつまっていて、ごくふつうの呪文も、「ギュービットさん、ギュービットさん、南の窓からお入りください。」と、なりました。だから呼び出されたのは、キューピットさんではなくギュービットさんでした。なんとギュービットさんは、黒魔女だったのです。チョコは、ギュービットさんにとりつかれしまいました。