母を直人が説得し宇都宮に行き、おばあちゃんとおじいちゃんの優しさのおかげで、声を失ってから一年、あすかの誕生日がきます。あすかの五年生の時の担任、橋本先生のだんなさんのレストランの開店祝いと一緒にあすかの誕生日会を開こうと計画します。しかし・・・おじいちゃんはあすかの誕生日の前に亡くなります。そして、当日あすかが、店内に入った瞬間、拍手が、起こります。ぽかんとするあすかをおばあちゃんの隣の席につれていきます。お母さんやお父さんは招待したのに、時間になっても来ません。諦めて、ケーキの火を吹き消そうとしたその時・・・ドアが勢いよく開きお母さんが大事そうに箱を抱えて入ってきます。お母さんはあすかの前に箱を置くとバースデイケーキ取り出しました。料理が苦手なお母さんが作ったふくらまなかったケーキはレストラン特製のバースデイケーキの隣に並ぶと不器用さが際立ちますが、あすかは、「すごく、おいしそうだよ。わたしは、静代さんのバースデイケーキが食べたい。」と言います。みんなは、あすかに、一言づつ言っていき最後まで行ったとき、「バッターン」。音を立てて、ドアが開きます。そこには、大きなテディベアのぬいぐるみを抱えたお父さんが立っています。そして・・・「ハッピーバースデー!あすか。」と叫びます。
 今まで子供の事には無関心だったお父さんがあすかの誕生日会に駆けつけた事に感動したからこの場面を選びました。